炭酸ガスを皮下に注入する治療法で、フランスで開発され動脈硬化、血管障害による病気などに用いられてきました。最近では世界で広く妊娠線(皮膚線状)の改善、動脈硬化、慢性関節リュウマチなどにも用いられております。これを利用することで脂肪を分解し、痛みを最小限に脂肪を減少させることができます。吸引術やメソセラピーと組み合わせの治療も効果的です。
部分的に細くしたいけど、脂肪吸引までは…という方に良い痩身術です。
脂肪吸引では真皮層、皮膚層の細胞を吸引する為、セルライトを解消するとなると難しくなってしまいますが、切らない吸引術であるカーボメッドではこのセルライトの解消にも効果的であると考えられています。 炭酸ガスを注入することでセルライトの結合をつかさどる組織が砕け、トリグリセロイドに作用して脂肪を分解することができます。この作用が吸引術/メソセラピーと同様の脂肪細胞を減らす効果を得る要因となります。 吸引術/メソセラピーとの相性も良く、吸引術などを受けた後にセルライトが気になってしまったという方がお受けになられることもあります。
カーボメッドで炭酸ガスを体内に注入すると、Bohr効果という赤血球のヘモグロビンにから酸素が放出されやすくなるといった効き目が期待出来ます。たくさんの酸素が注入部位に集まることにより、その箇所の新陳代謝が活性化されます。
Bohr効果により末梢の血管が拡張して血流量が増大し、新生血管の再生を促します。これにより酸素が行き渡り易くなり、血液流動性が向上し細胞の新陳代謝が活発化されます。動脈硬化や血管障害の治療に用いられるのはこのためです。
脂肪吸引/メソセラピーのあと2~3週間後にカーボメッドを行なう組み合わせ治療もおすすめです。
また、脂肪吸引と比べた場合、カーボメッドは吸引法ほどの大幅なサイズダウンは出来ませんが前述の通り施術部位の代謝が良くなる事でダイエットの補助にもなり得ます。
場所や範囲にもよりますが20~30分程度です。
※詳しくはお問合せ下さい。
痩せたくない部位に炭酸ガスがいかないように圧迫した後、非常に細い針を注入部位に刺入します。脂肪吸引ではカニューレという管を挿入しますが、カーボメッドの場合は細い針を挿入します。その後カーボメッドにより炭酸ガスを注入するのですが、初回はセルライトが分解されるため、充満感や軽い痛みを感じる場合があります。
1週間に2回程行う事が理想的です。
施行部位の軽度の発赤や充満ガスによる硬結、施術直後は多少プチプチとした違和感を覚える程度で注入部位が多少膨らむ場合がございます。まれに施術部位の軽度の発赤や充満ガスによる硬結、針の刺入部位に軽度の内出血、軽い痛みを起こす場合があります。また、施術後は圧迫固定などの処置は特に必要ありません。
また、カーボメッドでは細胞そのものの数を減少させるのではなく、大きさを小さくするといった施術となります。カーボメッドでの治療後に体重が増えてしまうと多少のリバウンドは起こる可能性があります。
個人差や施術部位により多少の差がありますが、通常1週間で2回程度、4週間続けての1クール(合計8回)がおすすめです。部位によっては2クールをおすすめする場合がございます。
※施術回数については希望部位によって異なりますので、お問合せ下さい。